R.O.D-THE TV- 第20-26話

フジが全話放送しないってことで、急遽スカパーで23、24話を確保。そして先日25、26話も録画して21、22話をやっと貸してもらいなんとか見れた。フジ721を待つしかないかと思ったけどよかった、よかった。

前作とのウェンディの変化で大英側に正当な主張もあることは感じられるけど、それが数々の不手際で感じられない。何度も繰り返される人質交換になんの緊張度もないのがそれを物語ってるような。大きなことやるからにはそれなりのもの魅せてくれなきゃ。

最終的な目的もなんだかなぁ。簡単に言うと人類の記憶をリセットし、神(この作品ではジェントルメン)による統治を目指す、ってことなんだけど今時これはないだろ。
対する読子側の主張もありきたりでおもしろみがない。こういった場合の対立はどうしても世界的な見地に立つ悪側と身近なものの大切さを訴える善側といった構造になるわけだけどこのフォーマットをこの作品がつかう必要性あったのかな?結局は三姉妹の絆で相手の主張を否定するわけだけど、これは第1話以前からあるもので(過去の話として10話にあるが)いったんそれを否定し(23話で作られた姉妹だということがわかる)関係を強化しているけど(24話で姉妹の関係を修復する)この作品で作られたものにしては弱すぎる。これでやるならねねねや学校といったものにすべきなんじゃないかと。

とはいえエピローグの心地よさはかなりのもので、いろいろな不満を忘れさせてくれる。(特にフジTV、フジTV、フジ・・・)苦労して見た甲斐はあります。