ふしぎの海のナディア 第05話

リアルタイム時はアニメから遠ざかっていたので知りませんでした。見たのはDVD発売時にまとめて。戦争の影響で1月放映なしだったといった話を聞いたので、まとめて見れた自分は幸せだったのかも。
正直この回まではいまいちといった印象が強かったです。でも今までは前フリみたいなもので、グランディス達のとの絡みをアニメ的な誇張の大きさで見せていて、その上ノーチラス号というこの時代にありえない巨大な戦艦を登場させる。そういった人物や物によってなんでもありのような世界をはじめに見せてから、人の死と両親をいきなり失ったマリーの悲しみといった現実を見せる。
こういった落差をみせられて、物語に引き込まれると同時に作品自体にものすごく緊張感を感じられるようになりました。これは英語で「運命」の意味をもつ船員フェイトの回にも感じられましたね。
この先「島編」と呼ばれる回がきますが、これがまた違った意味での落差を見せてくれます(笑)。でもラストへ向けての盛り上がりを考えたら許せたりもします。実際スタッフもそのような考えで島編を海外にまかせて、残りのラストへ集中していたそうです。