北へ。〜Diamond Dust Drops〜

貧しく親子ふたりながらも、陽気な父親にドジっ子のヒロインというお互いの性格もあってか明るい家庭。こういった中で父親の病気が発覚し、そして亡くなっていくことの悲しさや辛さというのはものすごくよくわかるのだけれど、それが物語の中でどういったものなのかよくわからないんですよね。「身近な人が亡くなりました。悲しい。」じゃ物語としては弱すぎると思う。
一度は挫折した菓子職人の道へもう一度歩き出したあの男の物語のほうがまだ納得できるんですけどね。