RAGNAROK THE ANIMATION 第13話

まぁいまさらどうこうと言うもんじゃないんですけど。
いつだったか荷を運ぶロアンに疲れたら回復魔法、疲れたら回復魔法と繰り返してやってるシーンを見たとき思ったんですが、この作品はゲームをそのまんまアニメしてる作品なんですね。

いままでのファンタジーRPG)作品なんかは回復魔法というもをけっこうデリケードに扱ってました。例えば最近ですとスクラップドプリンセスなんかは、たしか細胞の死を早めるとかいって回復魔法の存在自体を否定してましたし。その他の作品でも回復魔法といったものを簡単に出させてはくれません。
これは考えれば当たり前で、ゲームではターンなどののシステムがあるので命といったものをいわば敵との陣地争いのように扱えるのでいいのですが、そういったもののない作劇のなかでは緊張感などを奪ってしまうので難しいものなんですよね。

こういった組み合わせの悪さでいうと魔法と現代社会もそうで。つまり魔法が認知された世の中。魔法といった万能性が世の中のシステムといったものを破壊してしまいます。
まぶらほがこういった組み合わせ持っていたんですけど、舞台を学園といったものに絞って上手い具合にごまかしていたんですけど(ハリポタなんかも同様)、真っ向から向かっていった魔法遣いに大切なことはものすごく粗を見せてしまったように思います。そのせいで未だにネタとして扱われていますしね(笑)。

ある意味タブーのようなものへの挑戦は見るべきだとは思うものの、この作品の緊迫感のなさはみててどうかと思いますけど。