ふたりはプリキュア 第28話

いや〜今日の日曜アニメは面白かったですね。とはいっても2つしか見てないですけど。
なぎさとほのかが新たなる敵やプリキュアとしての自分達に不安をおぼえるなか、戦後の何も無いなかで同じような不安を持っていたほのかの祖母の話を聞く。父によくつれられて行った坂の頂上にあるケヤキの木。「どんなに苦しい坂道でも、そのむこうには綺麗な景色が広がってる」その言葉を信じて戦後その坂を登ってみるが、もうそこにはかつて景色は無かった。そんななか聞こえてきた「希望を忘れてはいけない」と言う言葉。希望と絶望は隣りあわせだと教わる。

なぎさとほのかが感じる不安というものがよく伝わる敵側の描写。強い日差しで白ずんだ街中、なにかに誘われるかのようにさまよい歩くレギーネ。そこでおこる幻であったかのよな事故。そしてなによりほのかの祖母と同様、ケヤキの木のある坂道から見る絶望の描写(大量のザケンナー)。この辺りの映像の符合や演出はおみごと。
チョコタルトや宿題といったものすごく個人的なことでその絶望を乗り越えるなぎさはカワイイし、こうもカタルシスを感じさせてくれる戦闘パートはこの作品では初めて。

今日にちなんで戦争話を盛り込んだように思えたんですけど、これはやはり上のほうからのお達しなんでしょうか?。上手く消化してくれたのでまったく文句はないのですが。