蒼穹のファフナー 第08話

前回触れなかったけど現有戦力のほぼ全てを、このなにがあるかわからない島へ投入しているんだよな。もちろんフィクションであるからこそ、この島にはなにかがあったわけだけど。島にのこってるのは翔子とほぼ同様、実戦経験のない咲良。しかも今回出撃しちゃうし。新国連の援護に一騎をだして島を危機にさらし、ファフナーパイロットを犠牲にしたことを忘れてるんだろうか。襲ってこない確信あっての行為とは見えなかったしなぁ。

それにしても大人と子供の人間関係が全然見えてこない。子供が事情をまったく知らずに育った事からして、おそらく10年は2000人程度の小さな島で過ごしてきたはず。日常生活のなかでいろいろと交流があっただろうし、大人達はパイロットである一騎たちを子供の頃から知っていてもおかしくはない。
ここにきてようやく溝口という戦闘部隊の人が、真矢と軽口を交わしたりと島の大人らしい姿を見せてくれた。こういった形こそが島民の正しい姿だとも思えるんだけど、一方で子供をモノ扱いしているような親の扱いがあるわけで。このあたり演出として意図的に避けてきたのか、説明不足が多すぎて島と組織の関係をはじめもう少し見せてくれないと状況が把握しずらい。
大体こういった部隊の人や技術者が島民だとは思えないんだよなぁ。専門的なものは島内でどうにかなるものだとは思えないし。外部の人間なら墓あらしをはじめ納得できる部分も増えてくるのだが、だとすると「存在していない島」であったことが揺らいでくるんだが。