冒険王ビィト 第01話

冒険王といってもあまり冒険といったものを感じさせてくれる作品ではないです。まぁこのへんはトーナメント形式などによるバトルに次ぐバトルで人気を博した、ジャンプ黄金期の作家であることが大きく関係しているんでしょうね。
第1話として冒頭に現在のビィトを登場させ、三年前にはゼノンが持っていた才牙をビィトが持っていることを強調させてるのは良かったかな。これは原作とは違ったような。(原作既読といってもかなり記憶が曖昧なもんで。)
ただ原作者からして作風がかなりのベタと言うか、あまり言葉が良くないけど古臭い作風なので、あまりコテコテな演出されるとどうもなぁ。
原作の話に戻ると、強い主人公がそのままがんばる展開で正直飽きがきている。前作のダイの大冒険が、ポップの成長物語やハドラーを始めとした元敵側のドラマが大きな支えになり魅力になっていたんだけど、今作はどうもバトル以外の面でやや劣ってしまう印象。これは剣と魔法のファンタジーと、前作と同じ舞台であるからこそ余計感じてしまう。バスターやレベルをはじめとしたゲームらしい設定を、独自に消化して話に盛り込んだりしているのは好きなんですけどね。