エレメンタルジェレイド 第09話

前回の話からするとエディルレイドの成長は一定の時期が長いのかな。ただ、視聴者と同じ立場であるクーが、そのことになんら考えを巡らせもしないのでどうとればいいのかわからなかったりもする。こういったところで設定を再確認させていく事で、作品世界を作っていくのが定石だと思うのだけど、そういった事はまるでしないんだよな。主人公が空賊なのも、飛行技術だけが異様に発達しているのも、この世界がどういった仕組みや文化で成り立っているかさえも、全て「そういったものだから」といった既存のモノを前提(ゲームや漫画で見たことあるからわかるだろ?)とした作り。異世界ファンタジーであるのにそういった必要性からその魅力まで、全てを棚に上げているかのような姿勢はやはり感心しない。