英國戀物語エマ 最終話

言われているように二期を見込んだENDのようだった。
それでも先を想像させるものがある。例えば今回の別れは、ハキムの前でウィリアムが語ったエマとの未来(ジョーンズ家の夫人として)。その一つの可能性の終わりとも見える事。すれ違いの別れではなく、二人がキチンと向かい合って分かれるのは、まさにその置かれている立場の違いといったものをより際立たせるためのものだと思いますしね。作品の途中でウィリアムが家柄についての疑問を語っていたように、この別れによってジョーンズ家とエマは現状では決して交わらない事と、実際自分がその板ばさみになっている事を改めて気づかされたわけで。その後ウィリアムがどういった選択をするのか。また選んだとはいえその選択が正しいのか。選ばなかった事への後悔や、選んでしまった事で変わってしまう関係など、これまたいろいろと考えさせられる。
原作がどういった形なのかは知りませんが、ウィリアムとエマの現状としてアニメはアニメとしてキチンと終わらせたようにも思います。ただ、それが面白かったのかと言われるとやはり疑問が残るところ。実際細かなところまで目の届いた作品だと思うのだけど、見終わったときの印象としてはどうしても弱い。まぁ仕方ないのだけど。