蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT

もう最後の音声記録の所にはマジ泣きしてましたよ。
1話へと繋がる前日譚。TVシリーズ観た人にとってはこの結末が想像できてしまうのだが、それでも心揺さぶるものがあるのはキチンとしたドラマがある証。

僚と裕未に目覚めが訪れて、竜宮島の存在を隠すためのL計画に参加していく話の流れ。フェストゥムが思考を読む設定を逆手にとって、生き延びていく事で生まれてくる希望。そしてそこ向かって懸命に生き抜こうとするその姿。
青春群像劇と共に設定を消化していくのは脚本の巧さだなぁ。
本編へと繋がる総士が持つその責任と立場、アッサリと死んでしまった華林や翔子や、その周りにいる大人たちの姿など本編のフォローも抜かりないし。あと何より僚の飼っている犬の存在が、泣かせどころであると共に僚らに人間としての厚みを持たせているモノとなっているところ。もう、ホント素直に感心させられる。
しかし、なんで1話から沖方丁が脚本やらなかったのだろうなぁ。