ゼーガペイン 第10話

セレブラントとして目覚めはじめるリョーコ。戦いで存在を残したまま消えてしまった彼女を待ち続けるハヤセ。そしてそのハヤセに想いを寄せるミズキ。いつにも増して落ち着いたトーンの画面作りが、各人の心情をより良く表現していた。
今まではシズノとの対比か日常側にいる人間だったリョーコが、セレブラント側に近づく事でより明確にキョウとのすれ違いが見えてきた気がするなぁ。この先を暗示するかのようなリョーコの書いた脚本。その中に出てくる"記憶"の扱いは今のキョウとどう重なるのか。ラストのお互いの手がベンチに隠れて見えなくなってしまうシーンは、その隠れた記憶という部分を端的に表しているようでもあった。