ひぐらしのなく頃に 第11話

以前いた学校では天才児童として勉強が出来、それによってイジメを受けていた圭一。そして同じく以前いた学校で窓ガラスを壊してまわったというレナ。今になって気付いたけど、これって舞台である昭和50年代の、受験戦争と校内暴力という社会的な出来事の表れなんだろうか。
そんな二人が同じ雛見沢という村へ来て魅音らと共に共同のコミュニティーにいる。それも各人が家庭内でかなり深刻な悩みを抱えている面々のコミュニティーに。
沙都子はこの編で明らかになったように叔父叔母からの虐待。魅音には暗い面を抱える園崎家、その頭首という立場。レナと梨花にはハッキリとした描写は見受けられないけど、沙都子と二人で暮らしていたという点で梨花にはその家庭の存在が見受けられない。唯一ハッキリとしてる圭一だが、両親の顔が全く描写されない上、事件の最中にその存在が近くにいる事が一度もない(必ず外出中)。初めは物語の部外者としての演出かと思ったが、周囲の状況と圭一の過去が明かされた今ではさすがに違って見えてくる。
集まるべくして集まったような関係性は、事件となにか結びつくものがあるのかな。