D.C.II S.S.〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜 第10話

全てを受け入れ桜を枯らす事を決意する義之。
自分の存在よりも他者を思いやる事ができるのはすごいと思うし、過ちを犯してしまったさくらを受け止める優しさも素晴らしいとは思う。思うんだが、そう簡単に死を受け入れてしまうのは、理屈で理解は出来ても、人の感情として簡単に納得出来るものではない。さくらを母親と呼ぶにしても、一緒に居る事はあまり無く、ましてや親子と実感する出来事も無かったので、むしろその言葉に驚いたくらいだ。
作品の象徴ともいえる桜を前に、幻想的なシーンを交え感動的な別れを作り上げていたのだが、内容としては、その感動を強引に押し付けられているような印象を受けるお話だった。