D.C.II S.S.〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜 最終話

皆の想いを受けて、さくらが再び桜の樹に願って義之が復活。
一応は感動の奇跡で締めた形になったけれども、そもそもさくらの余計な願いが事の発端ということを考えると、壮大な自作自演という言葉がピッタリなお話になってしまったな。前作の「D.C.S.S」もこんな寝た子を起こすようなお話だったが、原作からしてこうなのだろうか?。正直、”蛇足”という言葉がピッタリなシリーズになって来てるような・・・。
分割2クールでヒロインを分けた試みは成功半分、失敗半分。お話としてはたしかに纏まりが良かったが、前後半でキャラの扱いが180度変わるのは違和感を強く憶えるとこだった。同じようなとこで、女性キャラの心情には丁寧さを見せる一方、主人公の義之は感情が薄く感情移入の難しく、それが物語に対する没入を奪ったり。とにかく明暗がハッキリとした作品で、どちらを取るにも難しかったな。