魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜 第03話

研修で金庫を開けて欲しいと頼まれるソラ。
今までに何度も依頼されたという事実や依頼者本人の頑なな態度で、「金庫」とは閉ざされた本人の心の事なのだと、察するに難しくない展開。テーマとしても「傷ついた年寄りの心を純朴な少女が癒す」といった、とてもシンプルなものだ。
ところが、ここからが超展開。何処で何を感じたのか分からないソラが、開けるはずの金庫を破壊した上、勝手に中の物を持ち出して逃走。挙句の果てに依頼者に説教までかますといった有り様。これで感動しろというのはさすがに無理がありすぎるだろう・・・。傍から見れば警察沙汰の暴走行為としか思えないんだし。
もっと人物の描写を丁寧にすればいいのだが、基本、演出のスタイルが背景任せのところがあるだけに、それも難しく。かなり噛み合わせの悪い事になりそうで、ちょっと心配だなぁ。