ストライクウィッチーズ 最終話

自ら設定したハードルをクリアしての暫定的な最終回。そういった意味では、終盤の突入シーンなど作画の気合も十分で盛り上がったのだが、ネウロイの状況など、なし崩し的に解決していく流れはちょっと付いていけなかったなぁ。ここまでキレイにまとめなくても良かったような。
えーまとめとして、「パンツじゃないから」の言葉が象徴的だったかのように、全体に漂うどこか言い訳がましい作風が、どうにも最後まで馴染めずに終わってしまった印象だ。
箱庭感とでも云ったらいいのか、そんなノリじゃないからと、都合の悪い部分はいつでも切り捨てられる中で、いくら戦争やそこでの成長を描いても、そこにはリアリティの欠片も無く、ただの擬似的な快楽装置のようだったな。
即物的な反射で成り立ってるかのような作風は、まだ無茶とはわかってもも、その設定や描写に理由や理屈を付けようとする作品の方が、健全で正しい姿だと再確認させられるたような。