ミチコとハッチン 第01話

母親と娘によるロードムービー。制作はサムライチャンプルーなどを手掛けたマングローブ
そのマングローブらしく、アクションはハッタリの効いた作り。冒頭の脱獄劇なんかは、囚人と看守を意識してか、上下の区別をつけたレイアウトとか見てて面白かったな。逆にハチが受ける仕打ちの数々は、やや引いた視点での見せ方で生々しいものがあった。
虐げられる日常に救いの手がやってくる、というのはまんま白馬の王子さまといったフォーマットだが、その王子様が犯罪もなんのそのな強い母親ってのが面白い。これも昨今の強い女性像の現われなのか、女性の自立や独立に男性はもう介在しないのかもなぁ。そういった意味ではハナの父親というのが、どういった存在なのかちょっと興味深いところ。
まぁ物語的にはまだまだこれからなので、どういった方向へ行くのかは分からないところなんだが、楽しみな一本になりそうです。