うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜 最終話

うみものがたり
奇麗に纏まった大団円ぶりは良かったのだが、やはり中盤からこっち、欝々とした展開が続いてしまったのは辛かった。テーマの抽出としては悪くなのいのだが、あまりにもその状況が勝ちすぎてしまって、マリンとウリンが厄災を持ち込んだ迷惑姉妹のように見えてしまったなぁ。もっと尺があれば、人々と触れ合う事を通して、二人の存在を掘り下げるようなことも出来たのだろうけど。
佐藤順一監督の1クール作品というと、白雪姫をベースにしたプリーティアという作品があったのだが、あちらもテーマと物語をやや持て余した感のある作品だったし。やはり得意とする作品フォーマットは、もっと長い尺の作品なんだと思う。