プリンセスラバー! 最終話

プリンセスラバー!
ヒロインたちの言葉を受けた哲平がハルトマンを説教してハッピーエンド。
構図としてはよくわかるのだが、ハルトマンの小物ぶりは言うまでも無く、両親の死の真相をどさくさまぎれに解決してしまったので哲平の言葉には説得力が無く、なんとも盛り上がりの欠く内容だった。
新興スタジオ一発目の空回り感とでも言ったらいいのか。これ見よがしであまり意図を感じられない作画部分に、緊張を緩めるどころか興を削ぐ下手なギャグシーン挿入など、独りよがりな作風が随所に見られる作品だった。透けて見える野心を悪くいうつもりはないけど、盛りだくさんなサービスシーンで楽しませるつもりなら、きちんと視聴者と向き合った作風を模索すべきだと思うのだけど。