カードキャプターさくら 第01話

まぁせっかく再放送を見たんでちょっと思ったことを。
魔法少女モノとして分類されことが多いんですが、個人的にはすごく少女漫画的な恋愛モノのように思います。これは原作がすごく顕著で、物語後半はカードそっちのけで恋愛に終始しています。それに1部2部ともに雪兎、小狼との関係の決着に重きが置かれてる点もそうだと思います。あとは世界観。魔法少女モノの多くは魔法を得ることによって色んな現実と直面し成長していきます。そして最終的には魔法を返すことを迫られ、現実的な成長まで強要されます。ところがこの作品は、さくらにとって都合の悪いもの傷つけるものをすべて排除されています。とはいえ何もないわけでなく、さくらの現実や傷つく原因はすべて恋愛に収束しています。雪兎と戦わなければならなくなる事や、小狼が香港に帰ってしまう事がそうですね。
別に魔法モノといった側面を否定したいわけじゃなく、恋愛といった少女漫画的なものとして丁寧に作ってあるってことです。とはいえ人気がでたのはキャラクターによるところが大きいですね。このへんの丁寧さもスゴイところです。