この醜くも美しい世界 第03話

2話のあわただしさとは打って変わり、リョウとアカリに話を絞り2人の距離を丁寧に詰めていく。この話の行き先は人間の善悪、美しさと醜さといったテーマにいくんだろうけど、この世界観や現実感でそれが書けるのか心配。それはテーマに対しては軽すぎるようにみえる絵柄や友人等がギャグのみで表されてる点。今回でてきた山狩りの準備なんかをもっと現実感というか冷たさをもってもいいんじゃないかと。クオンが逃げるシーンはギャグアニメそのものだったし。作中で「いいことばかりではない、いい人ばかりではない」なんて言わせるならなおさら。まだ3話といったこともあるだろうけど、匂わせる程度でもあったほうが良かったんじゃないかと思う。