魔法先生ネギま! 第08話

回想を交えてエヴァンジェリンの背景やキャラクターの説明。それと平行して明日菜との仮契約にエヴァンジェリンとの決着。原作準拠で紹介話としてしっかりできてると思うし、バトルでの呪文の詠唱なんかも中の人がソツなくこなしてくれて違和感なし。それほど骨抜きにはなってないと思うんだけど、なんだろうなこの感覚。
余裕のなさだとか、省いてしまった話の中にこそこの作品の面白さがあったんじゃないか?とも思う。例えば原作だと忍者長瀬の次の回でエヴァの過去の話がある。ネギが逃げ出し立ち直った後に、その強大だと思われた敵は風邪もひく普通の女の子でもあり、サウザンドマスターにいいようにあしらわれてしまった恋する女の子でもあることがわかる。ここで改めてネギが先生でありエヴァが生徒であることが強調され、バトルとしての結末が導き出される。
物語を追うことを優先させたために切られてしまう、キャラクターギャップを出せる部分、いわばクラスメイト話。その部分こそアニメは力を入れるべきで、そのためのキャラクターソング、そのための声優31人なんじゃないかと。