舞-HiME 第22話

今までとは違い会長と雪之の戦いには自分の恋愛観をも絡めたものになってきた。「大切なものを守るためにはなんでも」の会長に、あくまで「遥のため」である雪之。好きな人のコマとなっているシスターと、その人に認められたいからと言う碧との会話もキチンとした前フリとなっていて上手い構成。
特にこの話を生徒会メンバーの女性3人の実はドロドロな女性関係・百合関係(同性への想い)にまとめ上げたのは、会長の危うさや雪之の思いの深さを強調させて正しい選択のように思う。

シスターが妊娠したような感じだけど、これはたった一人の姫を残すといった戦いの中での希望なのか、それとも母体もろともなんていう大いなる絶望なのか。
奈緒の傍に多数あった携帯は、壊された自分の携帯の代替としてのもの?。だとすると大切なモノとは携帯そのものか、さすがにそれはなんだし大切な人との繋がりといったところなのか。
謎のチャイルドは必要に舞衣を付け狙うことからして詩帆の様な気がするけどハッキリしないし。
目覚めた深優だってそのまま他が望むように動くとは限らないし。いやそこはなにかしら改造されているとか。それはそれでなんか嫌な感じ。

それにしてもこれだけをよくぞ詰め込んだ。それこそ感心する。