ツバサ・クロニクル 第01話

身分違いの恋、伝えられなかった言葉、そして彼女を助ける行為はそのまま彼女を失うことでもある。
主人公に「カードキャプターさくら」のさくらと小狼を据えて、CLAMPのキャラクターが総出演といった、ある意味CLAMPだからできる自己同人誌的な作品。
一応原作既読なんですけど、ほぼ同時期に始まった「ネギま」が少年漫画として面白くなっていったのに対して、どうもこう煮え切らない部分があって、実は早々に脱落してしまいました。その煮えきらない部分というのは、小狼のキャラクターでありバトル部分の熱量のなさでして、どうしても彼らの中にさくらを助けたいと言う説得力や冒険の楽しみを見つけ出すのが難しくて難しくて。
そんな中でアニメ化にあたり監督に真下耕一、音楽に梶浦由記というのを聞いて実は期待してました(おそらく少数派なんだろうな(笑))。共に独自の世界・音楽において魅力を発揮する二人。だからこそこの熱量のなさを逆に独自の魅力にできる人選だと。実際見てみてそれは成功していると思います。この先楽しみです。