機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第31話

あー、さすがにたった1話で全てをひっくり返させるとは思わなかった。
それでも、営倉でのシン・レイ・アスランの会話はなんかはよかった。「目の前の女の子を助けたい」というシンと、その正当性を問いただすアスラン。「終わったことは無意味だ」と自分へ(過去)の言い訳のような言葉をはくレイ。このあたりはいろいろと考えさせられる。

ただその後の無罪放免となったシンの言葉を聞いていると、どうもステラを助けられたことよりも自分の行動の評価へと傾倒しているように感じる。目の前の女の子と軍人としての行動。こういった主人公としての痛みや苦しみを背負う事で、なにかしらの成長を見せていくのかと思っていたのだが、どうもラスボスフラグのように見えてしかたない。肥大した自己によってラスボス化は正直どうかと思うが、とりあえずステラとの再会イベントがどうなるか楽しみになってきた。

軍人達の前で改めて決意をするカガリ。上に立つ人間がこういった場でためらいもなく頭を下げれる事は立派だとは思う。だが国を離れて以降、本当にただ庇護されていたとしか思えない状況では、単に庇護してくれる相手を増やしたかのようにしか思えない。出奔したもと元首の立場として、なんらかのアクションを起こしていた等があればまた違うのだけど。