まほらば 〜Heartful days〜 第21話

「自分の未来に夢を描くこともなくなった、後は老い朽ちていくだけだ」
娘を失くし、また再び会えた親の言葉として、ものすごく重みのある言葉だった。娘がいなくなった痛みや苦しみが、出会えたことの喜びや安堵へと変わる。残酷ながらも時間がたつことで許される、親子の関係なんかが見え隠れするようなやりとりだった。