まほらば 〜Heartful days〜 最終話

自然体そのものの受け答えの白鳥に、だからこそ梢が好意を持ったのだと気づく珠美。最後だからどうとか、好きな相手がどうだからではなく、この作品が一貫して貫いてきた暖かみと素直さがあるからこそ、付け焼刃ではない白鳥の想いが感じられる。
5人のうめぼし姫がみんなでしあわせになったという絵本の結末を聞いて戻ってくる梢。この、ハッピーエンドそのものな絵本の世界こそ梢が望む世界であり、それこそが「まほらば」の世界でもあるというようなまとめ。絵本という物語的な下地があるのでこの奇跡を思いのほか素直に受け入れられるのと同時に、なによりも雄弁にこの「まほらばの世界」というものを浮き上がらせた気がする。
フルバージョンのエンディングとその後ろに流れる過去の総集編。歌詞とのシンクロが絶妙でこれまた涙を誘う。いや〜いい作品に出会えたことを感謝しなければね。スタッフの方々お疲れ様でした。