エルフェンリート 最終話

贖罪と人間性の回復がテーマとなるのかな。
にゅうをはじめとする登場人物全ての宿り木となったコウタ。そして無くしていた記憶が戻る事で現われる過去の罪。その現実を受け入れ、目の前のルーシーをも受け入れるコウタ。云わばコウタ自身にとっても、それは過去の呵責であり亡くしてしまった妹の存在だったのかもしれない。
原作が続いている事を考えれば、アニメはコウタの物語として終わらせたのかな。それにしてはコウタの心理といったものがやや弱くも感じるのだけど、ラストの階段での力強い抱擁やキスシーンの流れを見ると、その説得力に納得してしまうものがある。そういった意味でも、この高い演出力も大きな魅力として印象に残った作品だった。