涼風 第11話

高校界NO1のスプリンターをつかまえて格下扱いする涼風。ここに亡くなった先輩への想いがあることは想像に難くないのだが、それでも非難を受けるようなことなど何処にもないはず。これでは先輩の悪口を涼風が無理矢理引き出したように見えてしまうのだが・・・。
そしてそんな涼風の為に、陸上初めたばかりの素人で、最近はサボリ気味の主人公大和が他人のスパイク借りて走る事となる。

・・・お、応援できねぇ(笑)。
非のない人間にケンカを売りつけるヒロインと、それに正義ヅラして立ち向かう主人公。作品の性質上、恋愛部分が大きな動機やモチベーションとなることはわかるのだが、いくらなんでも自己完結し過ぎ。

この作品、この世界の中心に涼風と大和がいるのはわかるが、周囲には必死に部活に打ち込み少しでも上を目指そうとする人々がいるわけで、いくらなんでもこれではこういった人々を蔑ろにしすぎだろう。

今回の負けをキッカケに、大和が目覚めてくれるのならいいのだけど。