交響詩篇エウレカセブン 第28話

ああ、ここ最近の面白さって元来この作品がもっていた説明不足ぶりが思いっきりプラスに働いているからなんだろうな。

全てを見せず、全てを語らず、状況として不明瞭な中での見せられるチャールズ夫婦の死。「話してくれない」というレントンの言葉があるように、隔絶された距離感があるからこそ感じる今起きている事の哀しさ。死の間際、切断された手の指輪に手を伸ばすレイの姿。視聴者としてとことんにまで突き放されたからこそ、そこに壮絶さを越えた美しさを感じる事が出来るわけだしね。

ただこれ一表現としての面白さであるわけで、ホランドエウレカの心変わりと各キャラクター心情を追っていくのに難しい状況は未だ変わらず。このあたりどう結び付けていくのか。エウレカにもまだレントンの知らない何かがありそう?だし。その辺期待していいのかな。