交響詩篇エウレカセブン 第45話

エウレカの為には自らの犠牲も厭わない。レントンのそんな愚かさをも感じる行為が、人としての一途さ、危うさを感じさせる。その見せ方として光と影を使った距離の演出も良かった。後の行為に続く躊躇のないレントン、そして躊躇してしまう子供たち。その子供たちにしてもモーリスとメーテル・リンクにも又一線が引かれていて、明確な違いが見て取れる。

しかしこの作品のバランス感覚は本当に危うい(笑)
特にレントン。自虐的な行為もそうなんだけど、島編(地球編)というスパンで見るとそのアップダウンの激しさがよくわかる。これを素で描いているのか、計算で描いているのか。計算にしてはずいぶんと危ない橋を渡っているような気もするんだけどなぁ・・・。