よみがえる空 第11話

困難な山岳での救助救命する話になるかと思えば、リーダーを残し次々と亡くなっていく山岳部のメンバーと、救助者として待つ側を容赦なく描写していく。要救助者として取り残される孤独感、そして登山のリーダーとして、待たされる家族が感じる突き刺さるかのような視線。見ているこちらが居た堪れなくなるほどの状況の積み重ねは本当に凄い。

「どんな目で空を見ているか」という本郷の言葉は、内田への仕事の姿勢を見つめ直す機会になるとともに、同じく仕事で思い悩んでいためぐみが新たな仕事を見つける目にまでも掛かっていて上手いのだが、ここまで過酷な現場というものを見せられると、めぐみ側の話の必要性が難しいなぁ。