よみがえる空

よみがえる空 最終話

再度の救助活動で要救助者は無事生還するものの、残された者として家族と共に癒えぬ傷を抱える事となる。極限状態での判断という言葉があるように、終始距離をとって見つめる作品のスタンスが、押し付けがましさのないドラマを感じさせていた。指摘している…

よみがえる空 第11話

困難な山岳での救助救命する話になるかと思えば、リーダーを残し次々と亡くなっていく山岳部のメンバーと、救助者として待つ側を容赦なく描写していく。要救助者として取り残される孤独感、そして登山のリーダーとして、待たされる家族が感じる突き刺さるか…

よみがえる空 第09話

細かな状況の積み重ねが巧い作品なので、今回のバラエティ豊かな遭難者に変な欲張りを感じていたのだが、やはり散漫になってしまったかな。扱っているものがものなだけに、ちょっとした事が急速にこちらを現実に引き戻してしまう。

よみがえる空 第07話

始まりと終わりのひょうたん島から、助かった者と助からなかった者、そして主人公が抱える色々な問題と、対比として見せていく構造と流れが本当にお見事。 特にあの状況下での「生きてる。生きてる」のテンションは泣けますって。後、これは狙ってるのかどう…

よみがえる空 第06話

非日常な災害現場もそうだが、日常部分への描き方も細かくて上手い。モノクロの葬儀の中でかかるひょこりひょうたん島や、実家での両親の暮らしぶりや久しぶりに帰ってきて感じる街の変化だとか。あと今回は、めぐみの生活感ある部屋での様子がなによりも良…

よみがえる空 第05話

自分に足りなかったモノを改めて見せ付けられて、また一歩成長していく主人公。登山の中での老夫婦や、男同士でのくだらない会話(笑)と、状況の積み重ねが面白かった。

よみがえる空 第04話

彼女との再会によって開かれていく仕事への迷いや心情を、無機質な生活やお座なりなデートコ−スの変化に託して描写していく。状況の積み重ねが相変わらず上手い。ゲーセンやファーストフードから、ローカルながらも町の名所や名産へと変わっていく様子は、そ…

よみがえる空 第03話

息の詰まるような救助現場と、ドラマ的とも言えるヘッドライトの誘導灯。題材への真摯な取り組みと、フィクションとしての面白さをバランスを取って見せていく手際に感心致しましたよ。 それと今回、能登麻美子のキャスティング理由がやっとわかった。癒され…

よみがえる空 第02話

淡々とした全体の演出もそうだけど、「助ける」といった言葉と共に置かれる「後で揉めるからから〜」や「最悪の事態に備えて〜」といったセリフが救助活動の現実というものを感じさせてくれる。実際すごく単純だけどこのセリフが一緒にあるだけで、どれだけ…

よみがえる空 第01話

プロローグ的な1話ながらも、説明セリフに頼る事のないドラマ志向に驚かされる。タクシー内のわずかな会話でわかる町の状況や、おみやげ一つで見えてくる人となりと、さりげない日常の会話や状況で見せる作り。 1クールらしいのが心配なんですが、ヒキとして…

2005年10月 開始作品