半分の月がのぼる空
希望をつないだかのような結末に心地よさも感じるのだが、やはり尺の短さもあってそれほど感情が動かず終わってしまったかな。特に夏目医師の存在はこの話数で扱うには大きすぎた印象があって、あまり良い印象を持てず。これならばもっと主人公と里香に焦点…
傷を抱えながらも生きているって事なんだろうけど、出てくる人物が皆両極端すぎて壊れた人間にしか見えない。せっかく先週里香の話で盛り上がったのに、見事に水をさされた印象だ。
里香とみゆき。ライバル?同士、女の子同士だからこその正直な会話が胸を打つ。カメラという後に残るものや、今はまだ読めない里香からプレゼントされた本。ここらへんは先がわかってても泣けてきてしまう。後はもう二人が幸せになってくれることを願うばか…
屋上からのロッククライミングや患者をボコボコにする医者と、別の意味でハラハラしてしまったよ。フィクションである以上、大げさな部分や作為的ともいえる部分は仕方ないと思うけど、ある程度は節度を持って欲しいな。
難病モノからして、夏目のあからさまな妨害は医師として二人の関係を先回りした優しさ、ないしは試しのようなものだとは思うが、それにしてはずいぶんと浅はかというか子供じみた行為に見える。なんかそれ以上の理由でもあるのかな?
シリーズでやるにもかかわらず、最近とあるアニメで見た単発ネタとさほどかわらないものを1話に持ってきてしまったのはどうなんだろう。ただでさえ難病モノと一括りにされないだけに、こうもパターンなネタをしなくても・・・と思ってしまった。
2005年10月 開始作品