CLANNAD クラナド 第08話

とうとう親しかった人物からも存在が消えていってしまう風子。
失って初めて優しい一面を見せる春原や、見えなくても尚その存在を信じ続ける渚の母親など、周囲のキャラクターを丁寧に見せることで、「泣かせ」としてはやや誇大な風子の存在(記憶)を上手く切ない物語へと昇華している。渚母の懸命にその存在を確かめようとする手の演技なんかは、立体感の無い平面的な動きを描いており、触れられないもどかしさを上手く演出していた。