CLANNAD AFTER STORY 朋也が汐にこれまでを語る形での総集編。 渚が亡くなってからの日々を憶えている朋也が語り手となることで、擬似的ながらもゲームのルート構成を実感できる流れになっているのはお見事。本編の最終回では出来なかった朋也＝プレイヤー（…

CLANNAD AFTER STORY 番外編。一見すると本編の過去、出会いの一端となるエピソードなのだが、杏をメインとして見てみると、あったかも知れない「杏ルート」のファーストエピソードにも見えてしまうのがとても面白いところ。 ひょんなことから委員長として朋…

CLANNAD AFTER STORY これは物語上の出来事と解釈するよりも、ゲームのルート構成を下地にトゥルーエンドへ真っ直ぐに進んだ完結編、として観るべきなんだろうなぁ。 構成の流れとしては「渚の死の前にまで時間が巻き戻った」のではなく、「渚の死を受け入れ…

CLANNAD AFTER STORY 風子に続いて杏が登場。全く変わらない姿で暴れまわる風子に、大人の女性らしく成長した杏と、対照的な二人の姿がなんとも絶妙な時間経過を示していて面白かった。それにしても杏は落ち着いたいい女になっていてびっくりしたなぁ(笑) い…

CLANNAD AFTER STORY 前回のエンディングに繋がる潮のスキップに呼応するかのような、1期のオープニングに繋がる一面の菜の花畑といった演出。嫌っていた父親の人生が自分と重なり合っていく脚本の流れ。今まで必死に堪えていた感情を一気に吐き出したかのよ…

渚の死から5年後。絵に描いたような転落ぶりを見せる朋也だが、渚と出会ってからの変わりぶりを見てきた身からすると、仕方なくも納得出来る流れかな。ただ潮への接し方は最低と罵られても仕方が無い状況だ。それがかつて向かい合う事が出来なかった、朋也と…

この展開が予想出来なかった人などまず居ないだろう。悲劇としてはパターン化され、もはや手垢にまみれた話でもあり、事の成り行きを冷静に観てしまう自分が居るのも事実だったりする。 ただ、それでもやっぱり渚の出産シーンには感動してしまった。全てが真…

CLANNAD AFTER STORY 子供を授かった幸せに喜ぶものの、危険な出産になることを知らされる朋也。 妊娠から出産という人間としての営みを、飾ることなくごく自然にごく普通に描くことが、なによりも雄弁にそこにある喜びと不安を演出している。約束の海を前に…

CLANNAD AFTER STORY 親を前にした渚の子作りしちゃいました宣言や、親子として関係にアレルギーを出してる朋也と秋生だとか、前編に渡る甘い雰囲気にあてられっぱなし。なんだろこのニヤニヤ空間は(笑) それにしても出来ちゃったのには驚いた。ともすると、…

古河渚から岡崎渚へ。卒業から結婚という道のりを、皆に見守られながら着実に二人で歩んでいく姿は、とても幸せに満ちていて胸が一杯になる。岡崎父に結婚を報告に行く二人の姿が、成長した一組の男と女として描かれている所なんかはニクい演出だ。 予告から…

今明かされるロックシンガー芳野祐介の過去。 日々の言動からするとなるほど納得する部分もあったが、こんなヘビーな過去が芳野にあったのは驚いた。いささかファンタジーが過ぎるくらいもあるのだが、朋也と渚へ、過去からの言葉を未来へと届けようとする流…

だんだんと仕事を認められて来たものの、渚と約束した創立者祭を仕事のミスですっぽかしてしまう朋也。 専門用語たっぷりの会話など朋也の成長具合は頼もしいものがある反面、物分りの良すぎる渚の態度がなんとももの悲しく怖かったなぁ。「刺激も大事」とい…

古河家から出て自立を始める朋也。 働き始めた朋也と渚だったり。街にあふれる学生や、前に進んでる藤林姉妹を眺める朋也だったり。明確に時間の違いを感じさせる演出が、現実感のある社会というものを上手く表現していて面白かった。時間を感じさせないモラ…

体調を崩してしまい再び留年することになってしまう渚に、一足早く卒業を迎えてしまう朋也。 渚メインの本編がどうやらスタート。渚が居なくなった途端、空虚になっていく朋也の学園生活の描写がお見事。まさに空っぽな生活だったとえでもいうか。前回までは…

80年代の不良ノリにいつもの天然さが加わり、さらには纏めの感動路線まで入ってかなり忙しい内容になっていたが、エフェクトを効かせたバトルから、体を張った有紀寧の行動と、作画描写で魅せる内容になっていて引き込まれた。クラナドのテーマカットのよう…

最初の距離を置いたカット一つで、有紀寧とその取り巻きの隔絶したノリを現していたのは、分かりやすさと共に、そのくだらなさに笑ってしまった。浮世絵離れしたおっとりヒロインな有紀寧さんと相まって、なんともカオスな雰囲気が出てたなぁ。

美佐枝さんの過去話・後編 あくまで朋也の見た夢と、ぶれの無い物語構成は良かったと思うものの、やはりこれではドラマとしての弱さを感じてしまうのも事実。まぁ、一本の物語として作る以上、美佐枝さんが番外編扱いとなってしまうのは致し方ない所なんだろ…

美佐枝さんメイン回。中の人が同じ雪野五月ということもあって、男っぽい手の早さと姉御みたいな面倒見の良さは、フルメタのかなめを思い起こしたなぁ(笑) 風子の時もそうだったが、ファンタジー色が強くなる話には、決まって幻想世界と光の球がクローズアッ…

まるまるサッカー部の出し損になってしまったとでも言うか。そもそも春原の再生が目的といっても、それは”サッカー部で活躍していた春原”ではなく、あくまで”芽衣のお兄ちゃんだった春原”であったわけで。 春原本人に特別未練も無い中、酷いとウワサされるサ…

堀口作監による妹炸裂回。田村ゆかりの甘いボイスもさることながら、肩の振り方や首の入れ方など、全身から発する妹演技の破壊力が凄すぎる。あの朋也が入れ込んでしまうのも納得な出来だ(笑)。 お話の方向は朋也と同様、春原自身の再生物語へと向かう様子。…

春原イジり回(笑) 変質者丸出しの奇行っぷりや、数々のすっ飛ばされ具合など、ここぞとばかりに力の入ったリアクションを見せる春原に笑った。なんかヒロイン以上にスタッフから愛されていそうだなぁ。有紀寧の前でシメられてるシーンなんか、画面の焦点をボ…

京都アニメーションによってアニメ化されたクラナドの続編。 初回は番外編のような町内野球大会。2期目という仕切りなおしよりも続編を強く意識したかのような導入。それでも野球という舞台を活かしたキャラクターの説明は面白く、元気な杏、謎の分析能力を…

最終からちょっと先を見せた番外編。いつもの仲間達と過ごす日々の中で、ちょっとだけ進歩した朋也と渚を見せる、なんとも微笑ましい内容。シリーズ通してそうだったが、それほど上げる事もしなければ下げる事もせず、落ち着いた内容に終始していた印象だっ…

クサイほどストレートな古河夫婦の渚への愛情。そしてこれまた恥ずかしいほどのストレートな朋也の渚への告白。 終盤の盛り上がりとして色々と不安を持っていたが、気持ちのすくラストで満足感は高かったな。もちろんこれが第一部の終り的な話であることは否…

やってやれない事はない、と文化祭へ向けて順調に準備が進んでいたが、本番前日という最悪のタイミングで両親の過去を知ってしまう渚。 次回が最終回だとは驚いた。そうそうドラマチックな展開があるのもアレだが、両親への負い目というより渚のデリケート過…

古河家みんあでピクピクへ。 画面から溢れ出るような幸せで暖かい家庭描写が、逆にこの先の展開を不安にさせ、なんとも心苦しく切なかった。渚の背中を朋也が押してきたように、朋也の背中をおしてやれる春原の存在もまた、素晴らしい関係でいいね。

父親との距離を置く為に渚の家に居候することになる朋也。 堀口作監ということもあるんだけど、今回はほんわかした渚の魅力が良く出ていてなんとも可愛かったな。特に冒頭の学校での追いかけっこは、渚の持つ独特のテンポをカットを割って上手く見せていて面…

朋也の停学によりますます智代や杏による押しかけ女房ぶりに拍車がかかるものの、メインヒロイン渚の登場により一気に終戦へ。 前半のこれぞハーレムアニメといった展開の中から、細やかな表情でキャラの内面を丁寧に追って、切ない恋物語へ話を持っていく様…

渚が不在の中、杏と智代によるヒロイン争奪戦が激化。 朝起こしに来てくれたり、お弁当を作ってきたり、はては体育倉庫に閉じ込められてしまったりと、お約束のイベントながらも、テンポ良く繰り広げられる二人のデッドヒートぶりがとにかく楽しい。ストレー…

智代の登場に頭を悩ませたり、バスケで大活躍のブルマ姿と、杏の可愛さが素晴らしい回。下級生に人気があるというのも頷ける(笑)。バスケの試合自体も面白く描かれていて、杏のシュートを打つさいのヒザの溜めとか、躍動感のある動画が面白かった。 春原兄妹…