今明かされるロックシンガー芳野祐介の過去。
日々の言動からするとなるほど納得する部分もあったが、こんなヘビーな過去が芳野にあったのは驚いた。いささかファンタジーが過ぎるくらいもあるのだが、朋也と渚へ、過去からの言葉を未来へと届けようとする流れは、モノローグとの切り替えの上手さと相まってとても感動的。
まるで芳野の話を再現するかのような父親の事件。自らを痛めつける朋也と静止する渚の場面は、なんとも生々しいお芝居で、痛々しさと懸命さをよく現していて引き込まれたなぁ。大事なものを手放すな、という言葉通り、結婚して共に生きていくことを決めた朋也と渚。これからの展開に目が離せなくなってきた。
