セキレイ 最終話

愛の力で結が覚醒。最終回らしい一発逆転劇はなかなかにカタルシスを感じる展開で良かったが、愛がどうこうの纏めは、なんとも取って付けた胡散臭さで笑ってしまったよ。一体どこにそんなものがあったのだと。
終わってみれば、何も始まってないというか、まるまるプロローグを見せられたようなアニメ。セキレイ計画を軸にして始めて、そのほとんどは出雲壮でのドタバタに費やしてしまったのだから、まぁ当たり前といえば当たり前。なし崩し的な同居生活でしかない関係をもって、それを「愛」と言われても困惑するばかり。真面目に取り組んで出来なかったのか、原作や尺の関係で取り組めなかったのか、テーマめいたものが何一つ感じられない作品だったな。残念。