ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜 最終話

なぜかいきなり魔法が使えなくなったルイズだったが、才人とのちゅーで復活。襲ってきた敵を倒して国に凱旋したら王位継承権までもらって、めでたしめでたし。
こ、これは酷い(笑)。詰め込みを覚悟した上で見ても、全くわけが分からないのだから相当なもの。なにせ展開に渡る全てがとって付けたような適当さで、もはやツッコミ所を探すのすら躊躇われる有様。タバサに字を教わってる描写があったが、才人はティファニアの胸を揉んだお仕置きでルイズとの契約書を読み書きしてたような。
前作の反省を活かすどころか、完全に二の舞と言っていい出来だった。数の増加に描写が追いつかず、どんどんと存在感が薄れていくキャラクター。今回スポットが当たったタバサはまだ良かったが、いつの間にかコルベール夫人になってるキュルケや、キスされる為に学園に現れるアンリエッタ女王。そして何より存在意義を見出せないティファニアは、前作のルイズ姉と同様に悲惨な扱いだった。
ルイズのツンデレがもはや条件反射と変わらない今、キャラクターが立てられなくなってきてるのは致命的。なにせこの作品は軸になるような物語はもっと立てること困難なのだし。4期なんてものはお目に掛かることが出来るのだろうか・・・。