機動戦士ガンダム00 第21話

機動戦士ガンダム00
留美→ネーナ→ルイスという負の連鎖は、まさにこの作品のいう「歪み」として象徴的な出来事。そしてその「歪み」の数々が、描写不足の為に全く伝わってこないのも、この作品の出来を象徴しているようでもあったな。
「兄のせい」の一言で片付けられる留美の人生に、もともと狂ってたかのような敵役のネーナと、どれもこれも踏み台となる為だけに作られたキャラクター像なので、こちらとしても感情を動かしようが無い。どちらも1期から登場しているだけに、まともな掘り下げすらしてこなかったのは脚本の手落ちにしか思えず、なんとも残念な結末だった。