鋼殻のレギオス 最終話

babitto2009-06-25

鋼殻のレギオス
さすがにレイフォンがアムドライバー化した時は吹き出してしまったなぁ。
人の想いが奇跡を起こすというのは最終回の定番ではあるのだが、作中の経過では触れたことも無かった天剣が飛んできたり、レイフォンが剣の合成能力を発揮して空中サーフィンしながら敵を倒す姿は、さすがに展開がぶっ飛び過ぎていて唖然としてしまった。極めつけは一番の見せ場に被ってくるニーナのカットイン(笑)。盛り上がりの無さを象徴するかのような人選とタイミングの悪さだ。

初回でも似たような事を書いたが、制作者がノベルにおける人称や視点をいうものを大きく間違って受け取ってるように思えてならない、そんな内容だった。バトルになればレイフォン、設定や世界観の説明はニーナと、まるで分断された記録映像を交互に見せられているよう。本来ならそこにあるべき心情を蔑ろにした為、過去を見続けるレイフォンに口先だけのニーナと、設定段階で止まってしまったかのような人物像しか感じらず、最後まで彼らの行動や内面に共感出来なかった。特にレイフォンはラブコメパートの鈍感設定も手伝って、何を考えてるのか分からない不気味な怖さすらあった。。
川崎逸朗ゼクシズは「レンタルマギカ」に続いて構成をイジり、またしても纏め切れなかったのだし、いい加減その手直しを止めていただきたいなぁ。