ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第03話

babitto2010-01-19

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
病で倒れたカナタの為に駆け回るリオ。
今回もまた”語らない”ことで、多くを視聴者に感じさせようという作りになっている。
フィリシアとの会話で父親の存在を匂わせた後、倒れるカナタを見てリオの中でファラッシュバックされる母親の存在。ここからリオの家族事情が読み取れるのだが、それ以降、はっきっりと家族の存在について触れようともしない。本来なら視聴者の視点でもあるカナタに、本人や他者からその過去の事情説明があって、それによってリオの内面や言葉に込められた想いを伺い知る形になったりするのだが、ここではそれをしない事でカナタと視聴者に多くを委ねているかのようになっている。
お話そのものはかなりテンプレ的なので、どこまで咀嚼していいのか分からない部分も多いのだが、興味深い内容で面白かった。