IS〈インフィニット・ストラトス〉 第01話

IS〈インフィニット・ストラトス〉
女性しか動かせないISを起動させてしまった事から始まる、キャッキャウフフの学園バトルもの。
あかほり作品や梶島作品時などの90年代に多く見かけたハーレム作品を思い起こす内容。好きか嫌いかと問われたら「大好き」と答えるジャンルの作品なのだが、過去の粗製乱造ぶりを見てきたものにとっては、どうしても不安さの方が勝ってしまう。そして残念ながら1話を見た限り、どうやらこの作品もそうらしい雰囲気がプンプンだ(笑)
今更この手のお約束作品に茶々を入れたくはないのだが、目新しさのない設定ともはや反射とも言えるような下手な掛け合いや演出の数々には、流石にウンザリとさせられてしまう。ここまでベタなものを持ってきているのにも関わらず、無駄に説明が多いのも、注力する部分を大きく間違ってるとしか思えない。そんなものは背景で好きな人が楽しめればいい。
お試しとして見せられたISバトルはCGてんこ盛りで、なかなか見栄えのする出来。その辺の目論見は成功していると思う。
次回辺りに、あのお嬢様キャラが主人公の能力を認めてデレるのも。そのパターンでヒロインを増やすのも。それで幼馴染が嫉妬するのも。想像に難くない展開だ。だからこそ、そこを楽しく魅せてくれる事を期待したいのだが。