交響詩篇エウレカセブン 第09話

憧れていたホランドから離れる事で自分で何かを考える事を始めるレントン。月光号に乗り込んだことも、ある種の逃げであったかのような展開。それを考えると今までの人の生き死の希薄さは、レントンが持っていたその逃げの部分なのかも知れないな。外へ出ればなにか新しい世界が見えると思った事、そしてその世界は自分が信じる正しい世界だと思っていたんだと。
そして今回はじめてエウレカより率先してニルバーシュへ乗り、そのコクピットから景色(新しい世界)を見つけエウレカに見せる。それは自分の足で立つ行為であるとともに、自分が信じる新しい世界を見せるといったもので、その姿は好きな女の子を守りたいと誓う一人の男のようだった。

ようやく認められ個室を与えられるようになったレントン。振り返ると月光号でのいろいろな出来事は、大人への通過儀礼そのものようにも思える。一人の仲間として、そして男としてこれからどういったものを見て行くのか。ヤバ。面白くなってきた。