Canvas2 〜虹色のスケッチ〜 第14話

あくまで過去は過去としてそれぞれの時間、それぞれの道として結末付けた姿勢は好ましいですね。過去をつき合わせない態度は、浩樹たちの抱える想いをより強調させてくれるし、なにより彼ららしい大人の態度。ほんとヘタな修羅場にいかなくてよかったなぁと(笑)。この手の作品は、ヒロインから見た「いい人」は描けても、視聴者から見た「いい人」を描けないのが多かったですからね。

柳の登場によって現在の人間関係のバランスに一石投じるのかと思いきや、浩樹が誰をモチーフにしていたかで、また揺れ動いてしまうエリスや霧といった脚本のアプローチもお見事だった。