涼宮ハルヒの憂鬱 第03話

いや〜参った参った。ここまで素直に乗せられると気持ち良いね。ええ、この展開は全く予想だにしてませんでしたよ。
1話の自主映画から始まって、2話で明らかになってくる涼宮ハルヒという人間。一体何が始まったのかと思わせて、実はこうなんですよ、ともっともらしい答えを見せ付ける。視聴者としては、なるほど、とようやく納得のいく説明受け安心しきっていたところで、待っていましたと言わんばかり、さらに明かされる驚愕の事実。
駆け引きとしては至ってシンプル。逆に判り易いと言っていいほど。今にしては、ああそうか、と思い至る場面が多々あるのだけど、それに目を向く事を許さないスピード感と、圧倒的ともいえる主人公ハルヒのハチャメチャさがそんなヒマを与えてくれない。そしてそれを巧いところでフォローしているのが、2話目からその振り回される役割を共にするキョンのいちいち的確なモノローグ。今回も部内唯一といっていいまともな神経からみくるを助けようとするのだが、その決意がコスプレ姿で打ち砕かれていく様はもう男としては共感しまくり(笑)。そりゃたまらないさ、持て余すさ、体温を感じるさ。
SFの下地が見えてきてその点でも楽しみなのだが、予告を見る限り次回は団員全員で野球らしい(笑)。う〜ん、まだまだ振り回されそうですな。