涼宮ハルヒの憂鬱 第04話

それが自然だと言わんばかりなナース姿のみくるに笑ってしまった。その上それで外にまで出ているのだから、全くすごい馴染みぶり。しかしこのコスプレ姿は時間経過の一つでもあると共に、傍若無人ハルヒへの理解力みたいなものも窺えるのだから巧い描写だよね。

舞台は初夏、映画ではみくるの相手役だった男子メンバーもそろって、時系列としてはかなり後の話であるのだけど、それほど混乱もなく楽しめる。主要キャラは1話で顔見せは済んでいるし、前回のSF的なヒキの部分もそこから何かがあった事を匂わせ、それをSOS団の内部で共有している事、そしてその中心にハルヒが居る構造をキチンと理解させる流れになっている。まぁ確かに構成の意図となると、ハッキリしないものもあるのだけど、そこを理解しないと置いていかれるような作りではないので不親切さというものは全く感じさせない。

それにしても、ハルヒはちょっと目を離すと何をしでかすか判ったもんじゃない。みくるに抱きついたかと思えば耳とパクっと噛んでみたり、不思議な踊りの中にバレバレなスクイズの格好だとか、ホント見ていて飽きさせない。例え変人とだろうと、そのカテゴリーの中に入れば普通は知らず知らずにその枠の中に落ち着くものだが、未だ落ち着きを見せないバイタリティみたいなものには素直に驚かされるな(笑)