うたわれるもの 最終話

ハクオロとエルルゥの別れ部分は、細かな芝居がついて二人の感情を盛り立てる素晴らしいシーンだった。そのピークを演出する挿入歌もピタリとハマっていて良かったな。
ただ逆にその単一シーンの力強さが、ハクオロの過去の話等、ネタバレ部分の浮きっぷりを目立たせてしまっているようでもあったな。この辺は前半部分の戦記モノあたりにも言えるんだが、敵役のスケールの小ささや時間や場所といった展開部分での配慮のマズさなど、尻窄み感の強い話ばかりでちょっとツライものがあった。
アニメでは難しい戦描写など、作画面での質の高さが抜け出ていたこともあって勿体無かったな。