鉄腕バーディー DECODE 最終話

圧倒的な科学力を持った組織を擁して、結局リュンカを封じ込めるのが宿主の交代ってのは、かなり肩透かしな思い。一人じゃないとバーディーにも掛かった共生というオチは悪くないけど、”自爆してもOK、だって生き返るから”といった結末は、下手な話、中杉さんを手に掛けたってなんら変わらないという思いもあるわけで・・・。東京をあれほど崩壊させておいて、当人は代替の命を消費しただけであっさりと日常に帰っていくのにも、ものすごい違和感があった。
スタート当初は圧倒的な作画力を見せ付けたものの、中盤はかなりの失速、後半は見せ場自体に欠けてしまうなど、なんとも構成力に欠けた内容になってしまったのは残念。あまり中心になりきれなかったバディ関係や、無駄に思えたアイドル設定など、その構成力のマズさは脚本にも現れていた様子。とりあえずいい形で1期目は終われたので、2期目の巻き返しに期待。