フラクタル 第03話

フラクタル
フラクタルシステムを否定するテロ一派と行動する事になるクレイン。
ようやく世界観らしきものが説明され、衝撃的ともいえる血生臭い戦いまで見せられるも、どうにもふわふわした雰囲気ばかりが先走り、どう受け止めるべきなのか判断に困ってしまう。

フラクタル社会にも昔ながらの文明社会にも、全くと言っていいほど興味も共感も覚えられない。理屈として対立するのはわかるのだが、クレインがヴィンテージ機器に一番心を惹かれていた様子からも明らかのように、具体的な描写に乏しい為に、それらをこの世界観から肌で実感する事がまるで出来ない。
フラクタルシステムとテロリストの関係なんてまさにそうで。どちらかが弾圧されてる様子も無ければ、干渉しあう必然性も全く見えず。戦う理由すら見いだせない有様だ。

これが意図的なのかは不明だが、今のところ視聴者の誘導に失敗しているような印象だなぁ。